日本の映画である。
八丈島。
シングルマザーのかおりは、夫を亡くして12年、仕事を掛け持ち、女手一つで2人の娘を育ててきた。
長女・若葉は、高校を卒業して独り暮らしをしている。
次女・双葉は、反抗期の真っ只中で、口をきかない。
毎朝、双葉を起こすのも一苦労だ。
かおりは、ある日、双葉が友達と話しているのを聞いて、キャラ弁で嫌がらせをすることにした。
高校入学式。
早起きして作ったキャラ弁を、双葉に持たせた。
その後も、毎日キャラ弁は続く。
出来は素晴らしく、味も良いので、クラスの評判になった。
嫌で堪らないのだが、それでも双葉の態度は、改まらない。
ただ、負けるのが悔しいからと、完食はする。
かおりは、毎日のキャラ弁をブログにアップし始めた。
すると、東京に住むシングルファザーの岡野が、ブログを見て、息子にキャラ弁を作り始めた。
双葉は、三年生になった。
進路に悩む彼女は、幼馴染みの達雄が東京へ行くと聞いて、自分も東京で就職することにした。
この作品は、実話に基づいている。
卒業式に向けて盛り上がっていき、最後はとても感動する作品だ。