日本のアニメーション映画である。
旭高校に通う上杉風太郎は、学年トップの成績だが、社交性が全く無かった。
その彼が2年生のとき、転校してきた女生徒と出会い、家庭教師をすることになった。
相手は資産家の娘であり、五つ子だ。
中野家の五つ子、一花 ( いちか )、二乃 ( にの )、三玖 ( みく )、四葉 ( よつば )、五月 ( いつき )、の5人はそっくりで、髪型でしか区別がつかない。
5人とも、成績はかなり悪かった。
一人を除いて、最初は嫌っていたが、時間が経つに連れて、みんな風太郎に惹かれていった。
そして風太郎も、5人を好きになった。
3年生。
女優の一花は休学している。
残り4人と風太郎は、同じクラスだ。
学園祭。
高校最後の学園祭ということで、普段は勉強一筋の風太郎も、盛り上げようと決意していた。
楽しい思い出を作りたかったのに、出し物を何にするかで、男子はたこ焼き、女子はパンケーキに別れ、男女が対立してしまった。
パンケーキを言い出した三玖は、責任を感じていた。
二乃は、あまり交流のない父に招待状を送った。
学園祭は、3日間。
約束で風太郎は、5人のうちの一人を選ばなければならない。
初日が終わった後、風太郎と五つ子は、教室に集まった。
この作品はテレビアニメシリーズの完結編である。
2時間16分の長編だが、テンポが良く、ハラハラ、ヤキモキの展開に惹き込まれて、時間があっという間に過ぎる。
青春ラブコメディの秀作だ。
回想シーンが多くあるので、テレビシリーズを観ていなくても背景が分かり、楽しめる。
観ていれば、もっと楽しめる。