ドニー・イェン主演、中国、香港合作の映画である。
1964年、サンフランシスコ。
詠春拳の創始者イップ・マンは、弟子であるブルース・リーが参加する国際空手道大会を観戦していた。
その1ヶ月前、彼は咽頭癌の診断を受けた。
香港の彼の道場に、黒人青年が訪ねてきた。
青年はブルース・リーの弟子だった。
彼は、国際空手道大会に、大師匠であるイップ・マンを招待しにきたのだ。
航空券まで持ってきたのだが、イップ・マンは行けそうにないと、断った。
彼は、妻ウィンシンを亡くしてから、息子のチンと二人で暮らしていた。
高校生のチンは、学校でたびたび喧嘩をし、ついに退学を言い渡された。
校長は、活発な彼には海外留学がいいのではないかと勧めた。
イップ・マンは、チンを友人のファット・ポー刑事に預けて、サンフランシスコに飛んだ。
サンフランシスコには、華人が多く住んでいた。
高校を訪ねたイップ・マンは、中華総会の推薦状を求められた。
中華総会の会長をしているワン・ゾンホアは、ブルース・リーの活動を快く思っていなかった。
リーが白人に、カンフーを教えていたからだ。
ワンは、紹介状を書くことを拒否した。
この作品はシリーズ4作目で、表題通り完結である。
前回までの作品を観ていなくても、理解できるし楽しめる。
格闘シーンは素晴らしい。
大塚芳忠の吹き替えも、イメージにピッタリだ。
これでお終いかと思うと、寂しい。