本宮泰風主演、日本の映画である。
丸神会を抜けて侠和会に入った棟方が、滞在先のホテルで死んだ。
自殺だという。
知らせを受けて警察に赴いた氷室は、そこに丸神会の若宮がいることに驚いた。
若宮は、神戸入りした鶴見を追ってきていたのだった。
氷室は、棟方が残したとされる遺書を見せてもらった。
そこには、「蓮司、兄弟、すまない」と書かれていた。
氷室は、棟方から「若」としか呼ばれたことがなかったので、その遺書は偽物であり、棟方は殺されたのだと思った。
そこに鶴見が入ってきた。
鶴見が殺したと確信した氷室は、鶴見に殴りかかった。
鶴見は、棟方が死んだのは氷室のせいだと考えている様子だ。
事務所に戻った氷室は、キレていた。
そんな氷室を田村が宥めた。
若宮も鶴見を疑って探り入れたが、鶴見の話を聞くうちに、殺したのは鶴見ではないのかもしれないと思い始めた。
棟方の組である藤代組は、今後のことで揉めていた。
棟方が組の幹部に相談することなく、勝手に侠和会入りしたからだ。
横浜の藤代組は、侠和会にとって、関東進出の足掛かりになる。
足場を固めたい侠和会と、阻止したい丸神会は、藤代組を取り込むべく動き出した。
棟方は、新天地で活躍するのかと思っていたので、残念だ。