日本のアニメーション映画である。
宇宙世紀0123年。
第二次ネオ・ジオン抗争から約30年が経ち、地球連邦政府統治のもと、人類の多くがスペースコロニーで暮らしていた。
政府高官は、その権力を利用して地球に住み、一般人を宇宙に締め出していた。
ブッホ・コンツェルン総帥マイッツァー・ロナは、腐敗した地球連邦政府を倒すために、軍事組織「クロスボーン・バンガード」を設立した。
3月。
クロスボーン・バンガードのモビルスーツ部隊が、スペースコロニー「フロンティア Ⅳ」を襲撃した。
混乱の中、フロンティア学園の生徒シーブック・アノーは、妹リィズを連れ、友人たちとシェルターを目指した。
途中、友人のセシリー・フェアチャイルドがクロスボーン・バンガードに連れ去られた。
彼女の正体は、マイッツァー・ロナの孫娘ベラだったのだ。
クロスボーン・バンガードはフロンティア Ⅳ を占領し、「コスモ・バビロニア」建国を宣言した。
ベラは、新国家の象徴に祭り上げられた。
シーブックたちは、なとか脱出して、近くのスペースコロニー「フロンティア Ⅰ」に逃げ込んだ。
そこに、シーブックの母が開発に携わっていたモビルスーツがあった。
かつてのガンダムに顔が似ているということで、「ガンダムF91」と名付けられた。
この作品は、民間人が理不尽に殺戮されるシーンが多く、観ていて辛くなる。
現実の戦争が想起されて、リアリティを感じる。
主人公の魅力は、いまひとつだ。