日本のアニメーション映画である。
地球連邦とジオン公国による一年戦争を、地球連邦側から描いたものだ。
宇宙世紀0079年3月。
ジオン公国軍による第一次地球降下作戦が、開始された。
中でも、18メートル巨人型モビルスーツ「ザク」の前に、地球連邦軍は逃げ惑うばかりだ。
4月、ヨーロッパ南方戦線。
連邦軍の対MS特技兵小隊指揮官兼第一分隊長ベン・バーバリー少尉は、上官のコレマッタ少佐に呼び出された。
野戦大隊が、新たに強固な防衛戦を築くため、200キロほど後退する。
対MS特技兵小隊は、50キロほど前進して、部隊の後退を支援せよとの命令だ。
バーバリー少尉の部隊は消耗が激しく、いつも自分だけが生き残る彼は「部下の血を吸う死神」と、あだ名されていた。
今回も、補充されたのは、訓練の浅い新兵ばかりだった。
バーバリー少尉は、腹心のルイス曹長と部隊を率いて、マリアージュへ向かった。
そこで、侵攻してくるザクを迎え撃つのだ。
前シリーズに比べると、スケールがかなり小さい。
短編であり、バーバリー少尉の「物語」が短かすぎて、彼を理解し、感情移入するに至らない。