中国の映画である。
1976年、北京。
9歳のシャウ・シャンヤンは、母と二人でのんびり暮らしていた。
ある日、文化大革命で逮捕され強制収容所で働かされていた父ガンニャンが帰ってきた。
父は、画家だったのだが、強制労働をさせられている時に右手の親指を骨折して、絵筆が握れなくなっていた。
一緒に暮らすようになった父は、シャンヤンに絵の才能を見出した。
そして、シャンヤンに絵を描くよう、厳しく迫った。
友達と遊ぶことも禁じられたシャンヤンは、自分の手を傷つけたりして反抗したが、うまくいかなかった。
1987年。
19歳になったシャンヤンは、父に美術学校に通わされていた。
ある日彼は、美しい少女ユイと出逢い、恋に落ちた。
シャンヤンはユイを連れて、父から逃げようと考えた。
しかし、ユイのことが父に知られてしまった。
ユイは、妊娠していた。
この作品は、シャンヤンの成長物語である。
国の事情や時代背景を知らないと、反感を覚えるかもしれない。