ジブリのアニメーション映画である。
1963年、横浜。
高校2年生の松崎海は、丘の上にある「コクリコ荘」 を切り盛りしている。
父を早くに亡くし、母は、アメリカに単身赴任中だ。
海は、コクリコ荘の下宿人や妹弟の面倒を見ているのだった。
彼女は、幼い頃、船に乗っていた父が迷わないようにと旗を揚げていたのだが、それが習慣となって、今も続けている。
ある日、学校新聞に「旗を揚げる少女」 という題の詩が、匿名で掲載された。
学校では、文化部が使っている古い建物、通称「カルチェラタン」 を取り壊す話が持ち上がっていた。
新聞部の風間俊は、生徒会長・水沼らと共に、反対運動をしている。
海は、俊の演説を聴いて感激し、カルチェラタンの掃除をしてはどうかと持ちかけた。
他の生徒達も巻き込んで、大掃除が始まった。
綺麗になった建物を見たら、学校側は考えを改めてくれるのではないかと、みんな期待した。
海と一年先輩の俊は、このことが切っ掛けで、互いに惹かれあっていく。
コクリコ荘の下宿人の送別会に招待された俊は、海から、亡くなった父親の写真を見せられた。
俊は、それと同じ写真を持っていて、自宅に帰ってから父親に問いただした。
そして、真実を告げられる。
俊と海は、兄妹なのだ。
次の日から俊は、海に対してよそよそしく接するようになった。
海から、「嫌いになったのなら、はっきり言って。」 と言われ、俊は真実を話す。
これからも友達でいようと言われた海は、今までにないほど落ち込んだ。
絵が綺麗で、その時代にトリップできる。
ただ、プロの声優を使って欲しかった。
監督のわがままのようだが、いいい作品の質を下げてしまっている。