ジュード・ロウ主演、イギリスの映画である。
美貌の青年医師スティーヴン・グリルシュには、人に言えない秘密があった。
彼は、自分を愛した女性の血を吸わないと、生きていけないのだ。
それで頭脳明晰な彼は、巧みに女性の心理を操り、血を吸って殺害していた。
全て、完全犯罪だった。
ある日、彼は地下鉄で飛び込み自殺しようとしている女性マリア・ヴォーンを助けた。
マリアを虜にした彼は、やがて彼女をベッドに誘い、血を吸って殺害した。
そして、潮の流れを計算した海に捨てた。
しばらくして、マリアの遺体が漁船の網に引っかかった。
そのニュースを見たスティーヴンは、自分が疑われるかもしれないと考え、先手を打って、警察に捜査の協力を申し出た。
彼は、マリアは自分の恋人で、喧嘩をしたあと連絡をとっていなかったと、刑事に話した。
刑事のヒーリーは、スティーヴンを疑った。
スティーブンは、建設現場で働くアン・レヴェルスに目をつけ、近づいた。
彼女の誘惑に成功したスティーヴンに、いつもと違う感情が芽生えてきた。
彼は彼女を愛しはじめたのだ。
ストーリーが緻密で、計算され尽くしている感じがする。
女性を口説きたい人には、教科書になるかもしれない。