シガニー・ウィーバー主演、アメリカの映画である。
犯罪心理学を研究しているヘレン・ハドソン博士が、大学で快楽殺人についての講義をしている。
赤いスーツ、ショートヘア、ユーモアを交えながら講義が進む。
終了間際、彼女は殺人鬼ダリルを見掛けた気がした。
彼女は、かつて彼を分析したことがあった。
ダリルは死刑判決を受けたが脱獄し、ヘレンに目をつけていたのだ。
それでヘレンには、護衛が付いている。
トイレの中もチェックしてもらったのだが、そこに、ダリルがいた。
ヘレンは、ワイヤーを首にかけられて吊さた。
便座につま先立ちになって耐える。
そして、目の前で駆けつけた護衛が殺された。
13ヶ月後、ダリルは逮捕され、服役している。
ヘレンは、事件のトラウマからパニック障害と屋外恐怖症を発症して、自宅に引きこもっていた。
彼女には、新聞を取りに出るのも、一苦労なのだった。
彼女は本が売れて豪邸を建て、また、ゲイのアンディを助手として雇っていた。
外に出られないので、パソコンでチャットするのが、唯一の楽しみだ。
そのころ、若い女性ばかり連続して殺された。
女性のモノハン刑事が、同僚のルーベン刑事と捜査を始めた。
ヘレンは、署に電話を掛けた。
ヘレンの素性を知るモノハン刑事が、彼女を訪ねた。
ヘレンは、これらの殺人は全て同一犯によるもので、かつての事件を模倣したものだとの分析結果を話した。
ヘレンが、着替えをベッドに置いてシャワーを浴びて出てくると、着替えが赤いスーツに替わっていた。
不審には思ったが、服用している薬とアルコールのせいかもしれない。
その後も事件は続き、ヘレンの言う通りになる。
サスペンスに満ちた作品で、最後まで楽しめる。
満足できる映画だ。