トニー・レオン主演、香港の映画である。
列車の中で、若い男性が回想している。
彼は、「2046」から帰る途中だ。
2046には全てが残っていて、人は、なくしたものを見つけるために、そこへ行く。
そして、そこから帰ってきた者は一人もいない。
作家のチャウ・モウワンは、香港の安ホテルを定宿にして、新聞のコラムを書く仕事に就いた。
原稿料は安く、彼は、官能小説を描いて稼ぐことにした。
彼は、以前シンガポールで会ったダンサーのルルと再会した。
酔った彼女をホテルに送った時、彼女の部屋番号に見覚えがあった。
2046。
彼が小説「2046」を書くきっかけになった。
2日後、彼は部屋の鍵を返しに行くと、オーナーが部屋にいた。
オーナーは、ルルなどという女は知らない、ミミという女がいたが、出て行ったという。
チャウは、部屋が空いているなら借りたいと申し出た。
2046号室は改装中とのことで、彼は2047号室を借りた。
ホテルのオーナーの娘ワン・ジンウェンは、日本から来たビジネスマンのタクと恋仲になったが、父に猛反対されて別れた。
タクは、一人で帰国した。
ワンは、日本語を練習した。
改装が終わっても、チャウは2047に居続けた。
九月。
バイ・リンという美しい女性が、2046を借りた。
この作品は、話が飛んで、理解しにくい。
冒頭のシーンでSFかと思わせるが、主人公が執筆している小説だった。
バイ・リン役はチャン・ツィイー、タクは木村拓哉が演じている。