captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

NINE

アメリカのミュージカル映画である。

 

世界的映画監督グイド・コンティーニは、このところスランプに陥っていた。

 

かれは、新作「イタリア」 の脚本が全く書けないまま、記者会見に臨む。

 

内容を話さないグイドに、記者は容赦なく質問を浴びせる。

 

ついにグイドは飛び出して、海沿いのホテルに逃げ込んだ。

 

彼は、癒してもらおうと、愛人のカルラを呼んだ。

 

疲れていた彼は、カルラのセクシーな妄想を始める。

 

彼が妄想から覚めると、居場所を突き止めたプロデューサーが、スタッフを連れてやってきた。

 

ここで映画を撮るというのだ。

 

困惑するグイドに、衣裳係のリリーが喜劇にしたらどうかとアドバイスした。

 

夜には、リリーの連絡で元妻のルイザがやってきた。

 

今日はルイザの誕生日だ。

 

しかし、別れたとはいえ元妻と愛人が鉢合わせすると、都合が悪い。

 

グイドはカルラに、部屋から出るなと言っておいた。

 

しかしカルラは、みんなが食事をしているレストランに来てしまった。

 

この作品は、フェデリコ・フェリーニの自伝的映画「8 1/2」 を原作とした、ミュージカルである。

 

妄想と現実を行き来して、原作を観ていないと、訳が分からないかもしれない。

 

それでも、楽しい。