佐藤健主演、日本の映画である。
幕末の京都で緋村剣心は、倒幕派として誰よりも多くの人間を暗殺し、「人斬り抜刀斎」 として恐れられていた。
戊辰戦争が終わり10年、剣心は「不殺の誓い」 を立てて、流浪人となっていた。
彼は、刃が峰側に付いている「逆刃刀」 を携えている。
東京では、依存性の高いアヘンが流行っていた。
また、「神谷活心流 人斬り抜刀斎」 を名乗る何者が、人を惨殺していた。
そのせいで、神谷道場の弟子たちは、皆、離れていってしまった。
当主の神谷薫は、人相書きを見ていた剣心を犯人と誤解して、斬りかかった。
誤解はすぐに解けたが、その後、薫が偽抜刀斎・鵜堂刃衛に襲われた。
剣心が救いに入り、自身が「人斬り抜刀斎」 だと、ばれてしまう。
アヘンの密売で大儲けしている武田観柳は、医師であり愛人の高荷恵に逃げられた。
武田は、神谷道場が建っている一帯を買収して、アヘン工場を建てるつもりでいた。
そして、道場を立ち退かせるために、ごろつきたちを送り込んだ。
やつらが暴れているところに、剣心が現れて、全員を叩きのめした。
この作品は、シリーズ3部作の第1作目である。
原作の漫画に、比較的忠実に製作されている。
良く出来た原作は、弄らない方が良い作品に仕上がる、という見本でもある。