アメリカの映画である。
ジャック・ブラック主演でコメディに仕上げている。
主人公ガリバーは、ニューヨークの新聞社に勤めていた。
口先ばかりの小心者で、出世できずに郵便係を続けている。
後輩に先を越された彼は、ネットの旅情報をコピペして紀行文を作り、片想いの相手でもある旅行記者ダーシーに見せた。
ダーシーに評価されたガリバーは、バミューダ海域に取材旅行することになった。
小さな船で出掛けた彼は、嵐に巻き込まれてしまう。
流れ着いたのは、小人の国・リリパット王国だった。
彼は捕まって強制労働させられるのだが、王宮が放火された時に国王を救ったことで、一躍、英雄扱いされる。
ガリバーは、将軍に任命された。
主人公を現代人にして、ネットやスマホなどを登場させて、観客の気を引こうとしている。
それが、つまらない。
原作小説が、あまりにも素晴らしいので、アレンジするほど失敗するのだ。
これならパロディにした方が、面白かっただろう。