真夏のニューヨーク、ブルックリン。
銀行の前に止めた車から、3人の青年が出てきた。
これから銀行強盗を、するのだ。
ソニー、サル、スティーヴィーは、銀行強盗なんて簡単にできるものだと思っていた。
ところが、銃を見たスティーヴィーが怖じ気づき、逃走してしまう。
ソニーとサルは、仕方なく2人で強盗を続けた。
間の悪いことに、本社へ送金した後になり、金庫には1100ドルしか残っていなかった。
ごたごたしているうちに、警察から電話がかかってきた。
「包囲したから、武器を捨てて出てこい」 と。
ソニーたちは、中にいた9人を人質にして、立てこもった。
無事に逃げるにはどうするか。
警察との駆け引きが、始まった。
この映画は、1972年8月22日、ブルックリンで実際に起きた事件に基づいて制作された。
犯人と人質の間に連帯感が生まれる「ストックホルム症候群」 が、描かれている。
若い頃のアル・パチーノも、格好いい。