ジェームズ・スチュアート主演、アメリカの映画である。
サハラ砂漠で、輸送機C-82が不時着した。
砂嵐が原因だったのだが、機長のフランク・タウンズは責任を感じ、乗客をなんとか無事に助けられないかと、頭を悩ませた。
不時着時に二人が死亡し、負傷者も一人出ていた。
飛行機は壊れてしまい、彼らは、救助隊を待つしかなかった。
飲み水や食料は、やがて尽きる。
数日後、乗客のイギリス陸軍大尉ハリスは、二人の男を連れてオアシスを探しに出た。
その後、大尉と共に出掛けた一人が、死体となって発見された。
ドイツ人の設計技師ハインリッヒ・ドーフマンは、壊れた飛行機の部品を組み合わせて、新しい飛行機を作ることを、機長に持ちかけた。
ベテランパイロットであるフランクは、現実離れしたこの提案を受け入れられない。
しかしルノー医師は、いい方法だと、賛成した。
ある日、近くでアラビア人のキャラバンがキャンプを張っているのが見えた。
ハリス大尉がルノーを連れて、キャラバン隊の偵察に出た。
翌日、キャラバンの姿は無く、ハリスとルノーの死体が横たわっていた。
墓が増えた。
もはや、飛行機を作るしかない。
幸い、C-82型機は、双胴双発。
これで、単発機を組み立てることが出来る。
生き残っている全員が、力を合わせて作業に取り掛かった。
この作品は、感動する。
私は、リメイクされた「フライト・オブ・フェニックス」 より、こちらが好きだ。