日本、カナダ合作の映画である。
企業付け実験室で働いているレイ。
入院していた母が、レイに家族のことを託して亡くなった。
レイは次男だ。
兄のモーリーはピアニストなのだが、心の病で、もう4年も引き籠っている。
大学生の妹リサは、勝気で生意気な女の子だ。
しばらくして、アパートが火事になり、レイは実家に戻った。
家には、モーリー、リサのほかに、母が生前、日本から呼び寄せた「ばーちゃん」 、そして飼い猫のセンセーがいる。
ばーちゃんは英語が話せないので、レイはどのように接していいか分からなかった。
ばーちゃんは、トイレから出てくる時に、いつも溜め息を吐いている。
その日、リサの提案で、ばーちゃんが喜ぶだろうと、夕食に寿司を食べることにした。
しかしばーちゃんは、1個だけ食べて、無言で席を立ってしまった。
モーリーが、物置で古いミシンを見つけた。
ばーちゃんに頼むと、ばーちゃんはそれを使えるようにしてくれた。
また、布を買うためのお金を頼むと、ばーちゃんは無言で渡してくれた。
レイは、ばーちゃんと血が繋がっていないのではと疑い、ブラシに付いていた髪の毛を取ってDNA鑑定に出した。
リサは、ゼミで同席した気になる男性に声をかけた。
この作品は、心にしみる。
セリフは無くても、ばーちゃんの優しさが伝わってくる。
ばーちゃんは、もたいまさこが演じている。