ダイアン・レイン、リチャード・ギア主演、オーストラリア、アメリカ合作の映画である。
45歳のエイドリアン・ウィリスは、娘アマンダ、息子ダニーの3人で暮らしている。
浮気が原因で、夫ジャックとは別居中だ。
ジャックはヨリを戻したがっているが、エイドリアンには全くその気がなかった。
ある日、彼女は友人が経営している海のホテルを、5日間だけ任されることになった。
予約していたのは、初老のポール・ブラナー医師一人だけだった。
到着してすぐ、彼は、この辺りで野生の馬が見られるかどうか、彼女に尋ねた。
その夜、ポールは、一人で夕食を取るのは味気ないと、エイドリアンと同じテーブルで食べた。
翌朝、ポールが出かけた後、エテドリアンは部屋を掃除した。
彼女は、トーレルソンがポールに宛てた手紙を見つけた。
ポールがトーレルソンに会いに行くと、彼の息子に罵倒された挙句、車を蹴られてしまう。
腹を立てて帰ってきたポールは、気持ちを紛らわせるために、接近している嵐に備える準備を手伝った。
ポールは、トーレルソンのことをエイドリアンに話した。
彼は、トーレルソンの妻の手術に失敗し、死なせてしまっていた。
しかも、次の手術があったため、説明を看護師に任せてしまったのだった。
ポールの息子も、彼の不誠実な態度に愛想を尽かせて、家を出て行った。
今は、エクアドルで診療所を開いている。
エイドリアンも、自分のことを話した。
翌日、嵐が強くなった。
夜、停電して灯が消えた時、二人は口づけを交わした。
この作品は、とても美しい。
海辺の風景も、ホテルの装飾も、そして、シナリオも美しい。
そして、切ない。