日本の時代劇映画である。
雨の中、筆頭同心・田中の指揮の元、中村主水たちは品川宿で御公儀御用早駕籠の出発を見送った。
門を出てすぐ、早駕籠が何者かに襲われ、運んでいた密書が奪われた。
主水たちは下手人を追った。
その下手人は、主水の目の前で別の男に斬り殺され、密書は持ち去られた。
しばらくして、仕事人仲間が命を狙われた。
主水が密書を持ち去ったと誤解されたのだ。
田中と主水は、老中稲葉正邦に呼び出され、密書の秘密を聞いた。
盗まれたのは、徳川家康が京の御所を爆破する仕掛けを仕込んだ、京都黒谷屋敷の権利書と絵図面だった。
稲葉は、京へ上って密書を取り返すよう、二人に命じた。
さらに稲葉は、伊賀忍者の末裔である藤林辰之進と百地お千に、同じ命を下した。
仕事人仲間も、京へ向かっていた。
ドタバタ喜劇みたいになっている。