東野英治郎主演、日本の映画である。
加賀藩次席家老の村井主水は、お家乗っ取りを企てていた。
城代家老・奥村作左衛門の娘由美は、藩の危機を救うために、金三郎を供にして水戸へ向かっていた。
ところが、途中で鬼頭源心らに襲われ、逃げ込んだ小屋に火を放たれた。
そこに弥七が飛び込んできて、由美を救いだした。
金三郎は討ち死にしたが、駆け付けた助さんと格さんが源心達を追い払った。
西山荘に運ばれて手当てを受けた由美は、光圀に加賀藩を救ってほしいと訴えて、気を失った。
光圀の姉が加賀藩主・前田綱紀の父に嫁いでいることから、光圀と綱紀は叔父と甥の関係にある。
回復した由美と共に、光圀一行は加賀へ向かった。
光圀は、途中の柏崎に立ち寄ることにした。
柏崎のとある旅籠で、老人六兵ヱと連れの助八、格三の三人が、ひょんなことから水戸光圀一行と勘違いされ、破格の待遇を受けていた。
代官の黒部八太夫は、この偽光圀に二百両の賄賂を持ってきた。
弥七から連絡を受けた光圀一行は、この旅籠に立ち寄った。
勧善懲悪の時代劇だ。
お約束通りの展開で、気楽に観られる。
存在感が、凄い。