フランク・キャプアは、全米の一流プロレーシングドライバーだ。
ライバルのルー・アーディングとは、いつも激しく競り合うが、レースを離れると無二の親友だった。
「レッドバーン200」で優勝したフランクの祝賀会が開かれた。
一人になりたいフランクは、会場を抜け出した。
彼は、レンタカーの事務所で、美しい女性エローラと出会った。
エローラは16歳の息子チャーリーがいるシングルマザーで、母親と3人で暮らしていた。
フランクとエローラは、互いに惹かれ合い、結婚した。
不運もあり、やがてフランクはスランプに陥った。
インディ500に向けて、彼はレオ・クロフォードから出場依頼を受けた。
ルーも一緒である。
フランクは、調子を取り戻すべく、妻を放ったからしにして準備に没頭した。
そんなある日、エローラはルーとベッドを共にした。
それを目撃したフランクは、何も言わず立ち去った。
この作品は、レースよりも人間関係を主に描いたものだ。
寡黙な主人公が、かっこいい。