アメリカの映画である。
19世紀、西部。
インディアンの青年キモは、陸軍大佐の牧場で働いていた。
ある時、2頭の子グマを連れた母グマが牧場を襲った。
怒った大佐は、母グマを射殺した。
一頭の子グマが、川に落ちたあと、森へ逃げ込んだ。
キモは、子グマを追った。
川岸に残された足跡を見て、キモは「モー・サム・シー・ワープ ( 四本指の灰色グマ ) 」と呟いた。
子グマは、森の木にしがみついていた。
キモは投げ縄を使って、子グマを捕まえた。
彼は子グマを、遠くの山に連れて行った。
そして、「さあ、遠くに行け。平和に暮らすんだぞ、兄弟 !! 」と言いながら放してやった。
ワープは、逞しく成長した。
そして、大佐の牧場に戻ってきた。
シートン動物記「灰色グマの一生」を映画化した、ディズニーの作品である。
とても美しい映画だ。