デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ主演、アメリカの映画である。
1968年、ニューヨーク。
ハーレムのギャングのボス "バンビー"ジョンソンが、亡くなった。
彼の運転手を15年間務めてきたフランク・ルーカスは、これを機に家族の助けを受けて独立し、麻薬ビジネスを始めた。
ベトナム帰還兵の中で麻薬中毒者が多数いることに気づいた彼は、従軍している従兄弟を通じて、東南アジアからの密輸ルートを確立した。
彼の高品質で安価な麻薬は、「ブルー・マジック」と呼ばれ、広く流通し始めた。
容疑者から金品を受け取るのが当たり前になっている中、私生活は乱れているが正義感の強いリッチー・ロバーツは、汚職に染まっていなかった。
あるとき彼は、組織の胴元から100万ドルを押収し、全額を暑に届けた。
それが他の警官から猛反発され、暑内で孤立している。
検察官のルー・トバックは、リッチーの誠実さや正義感の強さを見込んで、彼を特別麻薬取締局にスカウトした。
リッチーは、優秀なメンバーを揃えて麻薬取締班を結成し、ブルー・マジックの元締めを探す捜査を始めた。
汚職に染まっている特別麻薬捜査官のトルーポは、ことあるごとにリッチーと対立し、邪魔をした。
重苦しい展開が続くが、ラストが痛快である。