デンゼル・ワシントン主演、アメリカの映画である。
ロサンゼルス市警の若い警察官ジェイクは、出世のために麻薬取締課を志願した。
配属された初日、先輩のアロンゾ刑事に呼び出された。
カフェで落ち合った後、「今日は、トレーニング デイだ」 と告げられる。
車に乗せられ街に出た。
アロンゾ刑事は、麻薬を買ったばかりの学生に銃を突きつけ、押収した。
それを、麻薬を知るためだとして、無理やりジェイクに吸わせる。
次に向かったのは、情報屋ロジャーの家だ。
ジェイクには、アロンゾとロジャーは親しい友人同士に見えた。
次の場所へ移動中、ジェイクは路地裏でレイプされそうになっていた少女レティーを助けた。
アロンゾは興味を示さず、犯人を逃がしてしまう。
「大物だけを捕まえればいいのさ」 と。
この作品では、アロンゾ刑事を演じているゼンデル・ワシントンが素晴らしい。
今回は、悪役なのだ。
落ち着いた雰囲気で、当たり前のように悪事を働く。
刑事になりたての新人ジェイクは、正義感にあふれていて、二人は衝突する。
しかし、アロンゾの存在感が圧倒的で、ジェイクはついていくしかない。
脚本は、よく練られ、伏線もきちんと張られている。
また、登場人物の裏側 ( 私生活 ) が描かれていて、感情移入がし易い。
将来、映画作りを目指している人は、観ておくべき作品だろう。