ジェームズ・スチュアート主演、アメリカの映画である。
1927年5月、ニューヨーク州ガーデンシティ。
大西洋無着陸横断に挑戦するチャールズ・リンドバーグは、眠れずにいた。
彼のために機体を製作したライアン社社長ベンジャミン・フランク・マホニーは、挑戦が無謀に思えて、心配でならなかった。
チャールズは、ここまでの苦難の道を思い出していた。
郵便飛行士として働いていた彼は、ある日、悪天候のため飛行機を壊してしまった。
仕方なく列車で移動しているとき、O・W・シュルツというセールスマンと出会い、魅力的な情報を手にした。
ニューヨークとパリの間の大西洋を最初に無着陸で横断した者に、賞金25000ドルが与えられるという「オールテイグ賞」の話だった。
地元に帰った彼は、セントルイス商工会議所や有力者を訪ね、オールテイグ賞に挑戦するための資金を集めた。
資金が集まり、彼は単発機を購入するため、コロンビア航空会社に出かけた。
しかし、無名の彼は売ってもらえなかった。
失意の中、彼は、紹介された小さな町工場とも言えるライアン社を訪ねた。
マホニー社長も、主任技師のドナルド・A・ホールも、快く引き受けた。
そして、彼に合う機体の製作には90日かかる予定だったが、63日で完成させた。
1972年4月28日のことだった。
ラジオは、アメリカからもフランスからも、挑戦者が準備していることを伝えていた。
1927年5月20日、飛び立つ日が来た。
この作品は、実話に基づいている。
引き込まれる。