リー・ヴァン・クリーフ主演、イタリアの西部劇である。
雨の夜、強盗団が家に押し入って一家を皆殺しにし、家に火を点けた。
一人隠れていた少年・ビルは、後から来た男の手で救い出された。
15年後、服役していたライアンが、出所した。
彼が街のホテルに泊まっていると、夜、男が2人、窓から侵入してきた。
ライアンは彼らを射殺する。
翌朝、ライアンはビルの家の前にある墓で、たたずんでいた。
ライアンはビルに、家族のことを聞いただけで立ち去った。
暫くして保安官が、見覚えのある拍車を持って、ビルの所に来た。
それはライアンが射殺した男が付けていたもので、15年前にビルの家族を殺した一味が落としていったのと、同じだった。
ビルは、ライアンを追った。
しかし、待ち伏せしていたライアンに銃を奪われてしまう。
ここで初めて、2人が復讐をしようとしている相手が同じだと判明した。
しかし、仲違いしてしまう。
この作品では、珍しくリー・ヴァン・クリーフは悪役ではない。
彼はラストまで、ずっと格好いい。
音楽も良い。
50年以上前の作品だが、ちっとも色褪せていない。