日本のアニメーション映画である。
2007年、北海道、霧多布岬。
ルパン三世と次元大介は、峰不二子の要請で海に潜り、お宝を探していた。
かつてこの辺りを支配していた部族の伝承で、「白きたまゆら」と呼ばれる宝石が眠っているという。
二人が潜ると、海底には、巨大な仏像の遺跡があった。
そこに、銭形警部が現れた。
そして、いつものように追いかけっこが始まる。
陸に上がった二人は、駐車場で石川五ェ門と合流して、車で逃げた。
銭形も、北海道警の応援を受けて、多数のパトカーで追跡する。
ルパンが車を追い抜こうとすると、運転手が消えた。
それが続き、三人は逃げ切って、霧の中、灯台にたどり着いた。
パトカーが壊れた銭形は、小型バイクで追いかけている。
灯台では、魔毛狂介という怪しげな男が待ち構えていた。
ルパンたち三人と追ってきた銭形は、魔毛の放った光の中に消えた。
三人は、弓や槍を使った戦場にいて、兵士たちに取り囲まれてしまった。
そこは、シャイン家とノース家の戦っているところであり、ルパンたちはシャイン家に捕まってしまった。
三人は武器を取り上げられ、牢屋に入れられた。
見張りの兵士が、突然消えて、そこへ魔毛が現れた。
魔毛は、タイムマシーンに乗っていて、過去で先祖を殺すと子孫が消えるというカラクリを明かした。
この作品も、いつものようにシリアスとコミカルのバランスが良く、楽しめる。
タイムパラドックスについては、深く考えないで、そのまま楽しめばいい。
科学作品ではないのだから。
ただ、不二子の先祖「お不三」の吹き替えが、あまりにも下手すぎて、不愉快だ。
そのおかげで、魔毛の吹き替えがマシに聴こえるのだが。