日本のアニメーション映画である。
「火の七日間」と呼ばれる戦いの後、文明は崩壊した。
それから1000年後。
地上は錆とセラミック片に覆われた砂漠となり、森は猛毒の瘴気を発する菌類に覆われていた。
それを腐海という。
人類は、少数の部族ごとに、各地で細々と暮らしていた。
風の谷の族長の娘ナウシカは、飛行具「メーヴェ」に乗って、腐海を散策した。
そこで、森を守る巨大な虫・王蟲 ( オウム ) の抜け殻を見つけた。
その硬い殻は、道具作りに役立つ。
その時、爆発音が聞こえた。
そこで、信号弾を打って逃げる方向を教え、メーヴェに乗って王蟲のところに飛んで行き、これを森に返した。
追いかけられていたのは、ナウシカの師、ユパ・ミラルダだった。
二人は再会を喜んだ。
久しぶりに風の谷に帰ってきたユパを、人々は歓迎した。
ナウシカの父ジルは腐海の瘴気にやられていて、もう長くはない。
彼は、ジルに、後のことを託した。
その夜、トルメキア国の大型船が飛んできた。
大量の蟲に取り憑かれていて、飛行が困難だった。
燃える残骸の中から、ナウシカは少女を助け出した。
彼女はペジテ国の姫ラステルと名乗った。
積荷が燃えたことを知り、彼女は安心して息を引き取った。
火が消えた後、ペジテ国の地下に眠っていた巨神兵の一部が見つかった。
この作品は、宮崎駿の傑作である。
およそ40年も前の作品だが、全く色褪せない。
観るたびに新しい発見と感動がある。
素晴らしい。