本宮泰風主演、日本の映画である。
山崎組組長となった川谷雄一は、三上組組長三上哲也に、氷室蓮司をくれと申し出た。
氷室は、前山崎組組長の仇をとって服役中だ。
川谷と三上が話し合った結果、侠和会のため、氷室本人のためにも、それがいいのではないかとの結論に達した。
三上は、手紙を氷室に送った。
別の刑務所にいる田村悠人は、叔父貴と慕っている大宮和也から、氷室が三上に盃を返して川谷の盃を受けるという噂があると聞かされた。
刑期を終えた大宮は、兄貴分の三上を訪ねて行った。
そして三上から、氷室の移籍話が本当だと聞かされ、腹を立てた。
三上自身も納得している話だが、大宮は氷室に対して怒りが収まらない。
その後、大宮は荒っぽいやり方で、シマを荒らし始めた。
また、三上の子分たちも手荒に扱った。
弟分である大宮に恩義がある三上は、ただ諌めるだけで、それ以上のことはできなかった。
氷室が出所した。
今回は、組織内の内輪揉め。
そこに人情が絡んできて、切ない。