チャールトン・ヘストン主演、アメリカの映画である。
１９４４年１２月。
米軍慰問協会主催のクラシックコンサートが、ベルギーで行われた。
世界的に有名な指揮者ライオネル・エヴァンスが、交響楽団を率いている。
演奏中ドイツ軍の攻撃が始まったため、楽団員はバスで逃げた。
ところが、ドイツ軍に捕まり、全員が捕虜となった。
その中に、米軍兵士が２人紛れ込んでいた。
全員、ドイツ軍司令部に送られた。
冷酷なアーント大佐は、全員を銃殺するよう命じた。
しかし、著名な指揮者エヴァンスに心酔しているシラー将軍は、その命令を取り消させた。
そのため楽団員たちは、酒蔵に押し込められた。
紛れ込んでいる兵士が見つかったら、銃殺になる。
楽団員たちはエヴァンスに演奏させてくれるよう頼んだが、彼は拒否し続けた。
楽団は、コンサートマスターのヴィクター・ライスが指揮を取って練習を始めた。
敵の注意を惹きつけておいて、兵士を脱出させる計画だ。
しかし将軍は、エヴァンスの指揮でないと意味がないと伝えた。
ヴィクターの妻アナベルは、エヴァンスに計画を話して、指揮に戻ってもらった。
計画はうまくいくかに見えたが、楽団員の中に裏切り者がいて、密告されていた。
いつ殺されるかわからない状況は、みていてハラハラ・ドキドキの連続である。
アーント大佐が、不気味でいい。
