アメリカの映画である。
第二次世界大戦中。
アフリカで活躍しているドイツ軍のエルヴィン・ロンメルは、連合国側から「砂漠の狐」 と呼ばれ、恐れられていた。
そのロンメル将軍が病気治療のために帰国中、ドイツ軍の形勢が悪化した。
療養の途中で戦場に戻されたロンメルは、武器、弾薬、燃料など全てが不足し、補給の目処も立っていない事を知る。
一時撤退して立て直すしか道はないのだが、ヒトラーからの返事は、「撤退はあり得ない。勝利か死かだ。」 だった。
その後、病気が再発してベルリンに戻ったロンメルは、入院した。
ある日、彼の妻と息子、ストゥットガルト市長ストローリンが見舞いに来た。
ストローリンはロンメルの旧友だが、ナチスの監視対象に入っていた。
ロンメルは彼から、ヒトラーを退位させないとドイツは危ういと聞かされた。
そしてその弱点を、総司令官ルントシュテット元帥に指摘し、改善策を提案した。
弱点については元帥も承知していたが、変更はヒトラーが許さなかったのだ。
Dデイ。
連合国軍は、ノルマンディー上陸作戦に成功した。
この映画は、古いモノクロ作品である。
昔のハリウッド映画だから、登場人物は全員英語を話す。
戦闘シーンは、全て本物の記録映像を使っている。
細かなエピソードの全てが、中途半端に終わっているので、消化不良の気分だ。