高倉健主演、日本の映画である。
末広勝治は、ダンプを運転していて交通事故に巻き込まれた。
悪いのは相手の若者だったが、警官が若者の肩を持ったことから、末広は逆上して警官を殴った。
彼は裁判の席でも暴れたため、公務執行妨害に法廷侮辱罪も加わり、懲役一年六ヶ月の実刑判決が下され、網走刑務所に収監された。
彼と同じくして、名古屋出身の小松五郎や北海道愚連隊の庄司富士男らも入所した。
刑務所のボス的存在である嵐田源二は、富士男の命を狙っていた。
木材を扱っていた嵐田の両親は、同業の富士男の父に商売を潰され、自殺したのだった。
源二は次男であり、長男の剛が娑婆で悪どい商売をしている。
源二は早速復讐しようとしたが、末広が割って入り、逆に叩きのめされた。
囚人たちは、野外作業に駆り出された。
木を伐り、株を掘り出し、農場を整備する仕事だ。
末広は嵐田の口車に乗せられて、東京菊水会の幹部だった力石勇に喧嘩をふっかけた。
二人は、互角に殴り合った。
副場長の黒田は、嵐田らと結託して、農場の木材や豚を横流ししていた。
庄司木材が所有する山が、火事になった。
力石役は、宍戸錠である。
ボクシング経験者という設定は、「明日のジョー」か。
ラストは、いつもの高倉健。