サルマーン・カーン主演、インドの映画である。
インド研究分析局 ( RAW ) のエージェントである「タイガー」は、優秀なスパイだ。
彼は、イラク北部に派遣された。
敵国であるパキスタンの軍統合情報局 ( ISI ) に寝返った元同僚を追ってきたのだ。
彼は首尾よく裏切り者を見つけ、始末した。
ニューデリーのRAW本部に戻ったタイガーは、早速、次の任務を命じられた。
目的地は、アイルランドの首都ダブリンだ。
ダブリンの大学で教鞭を取っているアヌクイ・ジャマール・キドワイ教授が、パキスタンに軍事情報を流している疑いがあった。
タイガーの任務は、教授を監視することだ。
長官のジェイノ博士は、「お前の行くところには、必ず死人が出る。今回は、あくまでも監視だけだ。」と、タイガーに釘を刺した。
ダブリンに着いたタイガーは、作家だと偽って、キドワイ教授に近づいた。
しかし、愛想の悪い教授は、タイガーを避けた。
タイガーは、無視されながらも、教授宅までついて行った。
そこで、家政婦として働いている若い女性ゾヤと知り合った。
彼女は、ダンサー志望の学生で、この家でアルバイトしているという。
タイガーは、彼女の美しさに惹かれた。
この作品は、アクションシーンが豊富で楽しめるだけでなく、シナリオもしっかりしている。
ガタイのいい主人公が、軽やかにパルクール。
インド映画特有の、突然集団で踊るシーンも、違和感のないように工夫されている。