アメリカの西部劇である。
服役中のブッチ・キャシディーは、ブレッソー保安官の立ち会いのもと、ワイオミング州では法を犯さない条件で、仮釈放された。
釈放されたブッチは、銃を買い求め、カジノに出かけた。
そこで彼は、テーブルの下で銃を構えながらポーカーをしている若者を見た。
相手はすぐさま反撃し、銃撃戦になった。
弾切れになった若者は、ブッチの銃を奪って逃走した。
ブッチは、保安官やカジノの者たちと共に、若者の追跡に加わった。
若者は崖の上に隠れたため、危険と感じた皆は、追跡を中止して帰った。
その場に残ったブッチは、若者に話しかけ、少し打ち解けた。
ブッチは彼に強盗の話を持ちかけたが、断られた。
その後ブッチは、ユタ州にいる仲間O.C.ハンクスの元に出向いた。
彼と久しぶりの再会を喜んでいる時、保安官がやってきてハンクスを逮捕した。
ハンクスは、ブッチに売られたと信じ込んだ。
ブッチのところに、例の若者がやってきた。
仲間になりたいという。
彼はハリー・ロンガバウといい、迫力の無い名前だった。
色々考えた末、彼がサンダンス刑務所に服役したことがあることから、「サンダンス・キッド」と名乗ることにした。
二人は手始めに、例のカジノを襲った。
この作品は、「明日に向かって撃て」の前日譚である。
緊迫感がなく退屈だが、気楽に観ることができる。
「明日に向かって撃て」と比較しなければ、まあまあの作品だ。