デンゼル・ワシントン主演、アメリカの西部劇である。
1879年、小さな街ローズ・クリーク。
農民たちは慎ましく暮らしていたが、近くの鉱山から金が採掘されると、悪徳実業家バーソロミュー・ボーグは、住民を追い出しにかかった。
住民が教会に集まって対策を話し合っているところに、ボーグが手下を連れて乗り込んできた。
そして、住民を脅し、教会に火をつけ、数名の住民を撃ち殺した。
力を持たない住民は、なすすべもない。
夫を殺されたエマ・カレンだけは、立ち上がった。
彼女は、ボーグが次にこの街に戻ってくるまでに、強いガンマンを探し出そうと、旅に出た。
友人のテディ・Qが、同行した。
とある街の酒場。
委任執行官のサム・チザムは、賞金首を射殺した。
そこに出くわしたエマは、サムに仕事を依頼した。
彼は最初、断ったが、ボーグの名前を聞いて思い直した。
エマは、報酬として全財産を差し出した。
酒場には、ギャンブラーで、腕の立つジョシュ・ファラデーがいた。
ジョシュが賭けに負けて取られた馬を、サムが買い戻した。
ジョシュは、一行に参加した。
その後、南北戦争で「死の天使」と呼ばれたスナイパーのグッドナイト・ロビショー、その仲間のナイフ使い、ビリー・ロックス、マウンテンマンのジャック・ホーン、賞金首のメキシコ人、バスケス、そして、コマンチ族の若者レッド・ハーベストが、加わった。
ローズ・クリークに入った7人は、手始めに街にいたボーグの手下を皆殺しにした。
そして、ボーグの飼い犬になっていた保安官に、伝言を持って行かせた。
ボーグが仲間を率いて襲ってくるまでの猶予は、僅か1週間だと予想された。
7人は、街に残って戦う気のある住民に、銃を教えたり、罠を作らせたりした。
大勢を従えて、ボーグがやってきた。
この作品は、「荒野の七人」のリメイクである。
7人と住民とのふれあいが、もう少しあっても良かったのではなかろうか。