クリント・イーストウッド主演、イタリア、スペイン、西ドイツ合作の映画である。
アメリカとメキシコの国境にある小さな町サン・ミゲルに、一人の流れ者がやってきた。
男に名前はなく、彼と親しくなった酒場の主人シルバニトは、彼をジョーと名付けた。
シルバニトは、ジョーに町の様子を話した。
ここは、ドン・ミゲル・ベニート・ロホスとジョン・バクスター保安官の二大勢力が、縄張り争いをしている。
互いに殺し合い、住民たちは怯えて暮らしていた。
ただ、棺桶屋のピリペロだけは、儲かっている。
ジョーはバクスターの手下4人に絡まれ、彼らを射殺した。
それで彼は、100ドルの報酬を得てドン・ミゲルの手下になった。
ミゲルの息子で、ライフルの名手であるラモンが町に帰ってきた。
ラモンはバクスターと交渉し、停戦が実現した。
役目が終わったと感じたジョーはラモンの元を去り、シルバニトの家に居候することにした。
メキシコとの国境付近で、ラモンたちがアメリカの騎兵隊を機関銃で皆殺しにした。
そして、メキシコ軍の仕業に見せかけ、金品を強奪した。
一部始終を目撃したジョーとシルバニトは、一計を案じて、バクスターとラモンを争うように仕向けた。
セルジオ・レオーネ監督の西部劇である。
長く残る名作だ。