アメリカの西部劇である。
キルパトリックは、メキシコ国境付近の街の保安官だ。
銃を使わず悪人を逮捕することで、有名になっている。
ある日、無法者4人組が街の銀行を襲った。
人々は、キルパトリックの指示の元、無法者を追い詰め、1人ずつ捕まえていく。
ところがリーダーのフランク・ブラッドが学校に侵入し、子供を人質に取った。
キルパトリックは、仕方なく、無法者達を解放する。
無法者は馬に乗り、子供を連れて出て行く。
突然、母親が子供の乗った馬に縋り付いた。
ブラッドは容赦なく母親を撃ち、子供を馬の下に落として蹄に掛けた。
殺された2人は、キルパトリックの妻と息子だった。
復讐に燃えるキルパトリックは、銃を取り、国境を越えて4人を追う。
メキシコには、法に忠実な保安官グチエレスがいて、キルパトリックの復讐を止めさせようとする。
法によって裁かれるべきだというのが、彼の信条だ。
しかしキルパトリックは、グチエレスを殴り倒して無法者達を追う。
全体にもどかしく、スッキリしない作品である。
娯楽にはならない。