高倉健主演、日本の映画である。
末広勝治は、思いを寄せていた亡き友の忘れ形見・正一を連れて、冬の北海道を旅していた。
正一は足が悪く、末広は東京の医者に診せてやりたいと思っている。
オホーツク海に面した漁港に着いた二人は、馬を休めて食堂に入った。
食事をしていると、馬を見た男が二人、中に入ってきて誰の馬かと尋ねた。
日野組の船長・白鳥幸市と、朝井常吉だ。
賭博で取られた漁船を取り返すために、その馬をレースに出したいという。
そこに、田丸組の若島勇吉が入ってきた。
白鳥らは、田丸組にしてやられている。
なんだかんだで若島は、末広に殴りかかった。
喧嘩になるところ、店の女将・石渡ふみ代が止めに入り、馬のレースで勝負することになった。
レースは、汚い手を使う若島を振り切って、末広が勝った。
しかし、激しい運動をしたため、愛馬タローは心臓麻痺で死んだ。
末広は、金を稼ぐために、田丸組の漁船に乗ることにした。
誰にも縛られない末広の自由な生き方に、憧れる。
幼い正一役は、真田広之だ。