吉永小百合、渡哲也主演、日本の映画である。
昭和64年。
明和建設専務の壬生孝之助は、ホテルのエレベーターで、和服姿の懐かしい女性を見かけた。
その後、彼は、パーティー会場で飾りつけの準備をしていた彼女を訪ねて行った。
彼女は、20年前に出会った堀川多江という女性だ。
会社会長の葬儀の受付で一度出会っただけだが、孝之助はその後ずっと心に留めていた。
多江は、夫が亡くなったあとも鎌倉の古い家に住み、生花教室を開いていた。
幸之助は、多江の家を訪ねて行った。
彼には妻も子もあるが、50代の半ばを過ぎて、新しい人生を望んでいた。
ひっそりと暮らしていた多江は、孝之助の積極的なアプローチに困惑した。
しかし、真っ直ぐな幸之助に、だんだん惹かれて行った。
幸之助は、学生時代からの親友・庄田に、彼女を紹介した。
大人の青春物語。