韓国の映画である。
青年実業家ミンスは、いわゆるプレイボーイだ。
これと思った女性は、全てものにしてきた。
彼はある雨の日、バス停で一人の女性に出会った。
いつものように声をかけるが、適当にあしらわれた。
その女性は、携帯電話を置いたまま病院に入っていった。
ミンスは、彼女は病院の職員に違いないと確信して、人間ドックを受けに行った。
ところが彼女は、入院している患者だった。
彼女の名前は、ヘウォン。
ミンスは、あの手この手を使って、ヘウォンをドライブインシアターに誘い出した。
そこでミンスは、ヘウォンにキスをした。
彼は、今までにない感覚が溢れ出た。
生まれて初めて、恋をしたのだった。
ヘウォンはミンスに、今まで付き合った女性に対して、きちんと謝って許してもらったら付き合ってあげる、証拠も必要、というようなことを言った。
その後、二人は医者の目を盗んで病院を抜け出し、デートを重ねた。
ときには、友人も呼び出して、一緒に酒を飲んだりもした。
ある日、病院に来たミンスは、医師に呼び出された。
その後、不機嫌になる。
いつものように無邪気に振る舞うヘウォンにたいして、にこりともしない。
頭にきたヘウォンは、雨の中、駆け出して行って倒れた。
ヘウォンは、不治の病に犯されていたのだ。
この作品は、いかにもの韓国恋愛映画だ。
わざとらしいと言うか、あざといと言うか、押し付けがましいと言うか、観衆に媚びていると言うか。
へウォン役は、チェ・ジウである。
彼女だから、最後まで観られたのかもしれない。