ローレンス・オリヴィエ、ジェニファー・ジョーンズ主演、アメリカの映画である。
田舎娘のキャリー・ミーバーは、姉夫婦を頼ってシカゴへ向かった。
汽車の中で、軽薄だが羽振りの良さそうな男性チャーリー・ドルーエが、馴れ馴れしく話しかけてきた。
彼は、困ったことがあれば頼ってきなさいと、名刺を渡した。
シカゴに着いたキャリーは、姉夫婦のもとで暮らしながら、裁縫工場で働き始めた。
まもなく彼女は、指に怪我をして解雇されてしまう。
姉夫婦の元に居づらくなったキャリーは、チャーリーを訪ねた。
チャーリーは彼女が来たことを喜び、食事の約束をして仕事に戻った。
キャリーは、チャーリーが指定した高級レストラン「フィッツジェラルド」に行った。
初めての場所で戸惑っていたが、紳士的な支配人ジョージ・ハーストウッドに招き入れられた。
食事の後、行くアテのないキャリーはチャーリーの部屋に行った。
そして、チャーリーの思惑通り、一緒に住み始めた。
暫くして、近所の目が気になるキャリーは、チャーリーに結婚を迫るが、彼は、のらりくらりとはぐらかすだけだった。
ある日、チャーリーは友人であるジョージを連れてきた。
ジョージは帰りがけ、二人に演劇のチケットを渡すが、多忙なチャーリーは観に行けない。
そこで、キャリーはジョージと観劇にいった。
劇の後、二人はいい雰囲気になり、キスを交わした。
夫婦仲の良くないジョージは、素直なキャリーに惹かれた。
キャリーも、紳士的なジョージに惹かれていく。
二人は、何度も密会した。
それが、ジョージの妻に知れることになり、妻が店に押しかけてきた。
この作品は、「もしあの時、別の道を選んでいたら・・・」という分岐点がいくつもあって、その後の世界を妄想して楽しめる。