小林旭主演、日本の映画である。
函館。
元刑事の滝伸次は、今は、ギターの流しをしている。
ある日、バーで外人に絡まれている流しの二人組を助けた。
その二人は、辺りを仕切っている秋津組の子分だった。
これが縁で伸次は、親分の礼三郎からスカウトされた。
そして礼三郎の一人娘、由紀と出逢う。
秋津組は、広大な娯楽センターを建設しようとしていた。
それで、借金の取り立てと立ち退きの要求で、庶民を苦しめていた。
腕っ節の強い伸次は、容赦なく取り立てに出向いた。
その一つが、丸庄海運だ。
伸次は、全額返せないなら船を、それがだめなら家を手放せと迫る。
この丸庄海運社長の妻は、秋津礼三郎の妹だった。
伸次は、実の妹からアコギな取り立てをするのは忍びないと、この件から手を引いた。
由紀は、叔母に対する伸次の優しさに惹かれる。
そのころ、神戸からジョージという男が秋津組を訪ねてきた。
海上で麻薬の取引をするための船を用立ててもらうためだ。
伸次に会ったジョージは、どこかで見たことがあると言いだした。
この作品は、小林旭の渡り鳥シリーズ第1作である。
内容が薄いので、気楽に観ることができる。