アメリカの映画である。
ハロルド・クリックは内国歳入庁 ( 国税庁 ) の会計検査官だ。
独身で、規則正しい生活をしている。
水曜日の朝、歯磨きをしていると、女性の声が聞こえてきた。
その声は、彼の行動を解説する小説のような感じだ。
バス停で、周囲の人に聞いてみたが、その声は、彼にしか聞こえていないようだった。
彼は、税金を滞納しているカフェを訪ねた。
オーナーのアナ・パスカルは、政府のやり方に抗議するため、わざと未納にしていたのだ。
やりとりしているうちにハロルドは、アナに恋心を抱いてしまった。
小説家のカレン・アイフルは、ハロルドという男を主人公にした物語を書いていた。
彼女の小説は悲劇で、主人公が最後に必ず死ぬのだが、ハロルドを自殺させる上手い筋書きが思いつけずにいた。
アシスタントのペニー・エッシャーが手伝いに来た。
翌朝、ハロルドが歯磨きをしていると、また女性の声が聞こえてきた。
今度は、自分が死ぬという。
取り乱した彼は、精神科医を訪ね、さらに、文学部教授のジュールズ・ヒルバートを訪ねた。
しかし、君の人生が小説になる程面白いとは思えない、と言われてしまった。
ハロルドは、再びアナの店を訪ねた。
ヒルバート教授は、ダスティン・ホフマンが演じている。
彼のシュールな態度が、とてもいい感じだ。