captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

スパイの妻

蒼井優主演、日本の映画である。

 

1940年。

 

神戸生糸検査所に憲兵隊がやってきて、イギリス人商人のドラモンドを逮捕した。

 

彼には、スパイの嫌疑がかけられていた。

 

その日、津森泰治は、貿易商社を営む福原優作の事務所を訪ねてきた。

 

優作の妻、聡子は、津森の幼馴染であり、優作とも交流がある。

 

彼は、神戸憲兵分隊長に就任した挨拶も兼ねて、警告に来たのだった。

 

優作は、ドラモンドがスパイであるわけがないと、軽く笑い飛ばした。

 

福原夫婦は、豪邸に住み、洋風の生活を楽しんでいる。

 

また、優作と甥の竹下文夫は、聡子を仮面のスパイ役にした映画を作って、楽しんでいた。

 

ドラモンドが釈放されて、福原家に挨拶に来た。

 

彼は、日本で商売ができなくなったため、上海に渡った。

 

大陸を見ておきたいと、優作は文夫を伴って、満州へ出張した。

 

優作が留守の間、聡子は女中の駒子と、自然薯掘りに出かけた。

 

そこで偶然、津森と出会い、家に招待した。

 

家に招かれた津森は、福原家の暮らしぶりを見て、世間の目を心配した。

 

優作が帰国した。

 

忘年会で文夫が、会社を辞めて小説家になると宣言した。

 

聡子が、神戸憲兵分隊本部に呼び出された。

 

津森は聡子に、優作と一緒に帰国した草壁弘子という旅館の女中が殺されたと告げた。

 

その旅館では、文夫が小説の執筆中だ。

 

聡子は、夫が理解できなくなった。

 

 

この作品は、サスペンスが弱く、退屈だ。

 

スパイ、憲兵、拷問などが絡めば、観る者をもっと不安にさせられるだろうに。

 

平坦なまま、物語は終わる。