スティーブ・マーティン主演、アメリカの映画である。
ジョージ・バンクスはフィットネス・シューズの工場を経営している。
建築を勉強するためにローマに留学している、22歳の娘アニーが、4ヶ月ぶりに帰国した。
妻ニーナ、幼い息子のマーティと、久しぶりに4人揃っての夕食だ。
唐突にアニーは、結婚の話を持ち出した。
留学中に出会ったアメリカ人男性ブライアン・マッケンジーと、婚約したと言う。
左手には婚約指輪がはまっていた。
混乱したジョージは、咄嗟に反対し、アニーと喧嘩になった。
庭に飛び出したアニー。
ニーナに諭されて落ち着きを取り戻したジョージは、アニーとバスケを楽しんだ。
その後、ブライアンが訪ねてきた。
好青年でニーナは大喜びだが、ジョージは複雑な気持ちだ。
ジョージとニーナは、ブライアンの家に招待され、彼の両親と会った。
その日、ジョージはいくつもの失敗をした。
二人の結婚式は地元の教会で挙げ、披露宴をジョージの家で行うことになった。
ニーナの希望で、式のプランはブライダルコーディネーターに頼むことにした。
招待客の数は500人を超え、予算は1人当たり250ドル。
さらに、ヨーロッパから親戚も呼ぶと言う。
式の費用は花嫁側が持つことになっていて、節約したいジョージはイライラが募った。
それでニーナと言い争いになり、頭を冷やすためにドライブに出た。
ニーナに買い物を頼まれたので、スーパーに立ち寄り、そこでトラブルになった。
ジョージは逮捕されて、留置場に放り込まれた。
この作品は、「花嫁の父」のリメイクである。
コミカルなシーンが、返って娘に去られる父親の寂しさを強調している。
秀作だ。