立川志の輔主演、日本の映画である。
小さな島。
70歳の春山大吉は、数年前に妻に先立たれ、猫の「タマ」と暮らしている。
手作りの朝食後、タマが先導して散歩に出かけるのが日課だ。
かつて勤めていた学校近くでは、登校してきた生徒たちが、挨拶をしながら追い越していく。
港に着くと、漁船が帰ってきたところだ。
漁師である幼馴染の巌は、猫に好かれているが、巌は猫は嫌いだと言っている。
この島には、猫がたくさん住んでいる。
この島に、カフェができた。
東京から来た、美智子という美しい女性が開いたものだ。
オープンの日、大吉、巌、トメ、サチらが珍しさに誘われて見に行くが、入る勇気がない。
すると美智子が出てきて、彼女に撫でてもらったことがあるタマが、勝手に入っていった。
それで、老人たちも、恐る恐る中へ。
やかてそこは、お年寄りたちが寛げる場所として繁盛し始めた。
ある日、診療所の若村健太郎、通称・若先生が、カフェに入ってきた。
彼は、美人の美智子に呆然とする。
一目惚れだ。
サチからエンドウマメを貰った大吉は、美智子に言われて、妻が残したであろうレシピを探した。
するとタマが、箪笥の上から箱を落とし、その中からレシピノートが出てきた。
この作品は、ゆっくりと時間が流れていき、癒される。
猫たちの演技も素晴らしくて、癒される。