2003年のクリスマス。
上司であるラウ・チンヘイ刑事 ( 通称ヘイ ) と共に事件を解決したヤウ・キンボン ( 通称ボン ) が帰宅すると、恋人が自殺していた。
ボンは、警察を辞めた。
3年後、ボンは私立探偵になっていた。
ヘイは大富豪の娘スクツァンと結婚した。
ある日、スクツァンの父チョウが、執事のマンと共に、侵入した強盗に殺された。
その犯人キョンとウォンも、死体で発見された。
父の死に疑問を抱いたスクツァンは、ボンに調査を依頼した。
ボンは、殺されたチョウと犯人のキョンが、共にマカオ出身だったことを突き止め、マカオに飛んだ。
昔、チョウとマンは、ある家に強盗に入って、一家を惨殺したことがあった。
その家族のうち、男の子が一人生き延びていた。
その子は、卓球大会で優勝して帰宅した時、現場に出くわしたのだった。
それで、息を潜めて警察署に行ったが、そこにいた警察官がグルだった。
その子は、児童養護施設に駆け込み、名前を変えて生き延びた。
スクツァンの部屋に、何者かが火を着けた。
彼女はバスルームに逃げ込んで一命を取り留めたが、重症を負った。
この映画では、早い段階で犯人が分かる。
サスペンスというよりも、人間を描いた作品と言える。