日本のアニメーション映画である。
西暦2199年。
地球を飛び立ってから7ヶ月。
イスカンダルでコスモリバースシステムを受け取ったヤマトは、帰路についた。
宿敵ガミラスと暫定的に和平を結び、乗組員の緊張がほぐれている。
一方、七色星団海戦で敗れたドメル機動部隊第二空母「ランベア」に、デスラー総統が死んだとの連絡が入った。
そして、航行しているヤマトへの攻撃中止命令が出た。
ドメルをはじめ大勢の仲間をなくしているフォムト・バーガー少佐は、命令に納得できなかった。
フォムトは第八警務艦隊指揮官ネレディア・リッケ大佐に呼ばれ、命令に従うよう説得された。
その時フォムトは、謎の歌声を聞いた。
ヤマトの前に敵が現れ、攻撃を仕掛けてきた。
帝星ガトランティスのゴラン・ダガーム大都督は、ヤマトを引き渡すことを要求してきた。
古代はこれを拒否、波動砲を封印されているヤマトは直ちに反転、近くの惑星に逃げ込んだ。
ゴランは、長射程の火焔直撃砲で、ヤマトを攻撃した。
ヤマトが惑星の空洞に入ると、多数の生物が艦体に付着した。
それは追ってきたガトランティス艦にも付着し、破壊した。
ヤマトはワープでそれを振り切った。
その時、異空間に入り込んでしまった。
そこには、惑星があった。
古代は部下四人とアナライザーを伴って、惑星探査のため上陸した。
彼らは、あるはずのない、戦艦大和の残骸を発見した。
一行が艦内に入ると、そこはホテルだった。
技術科員の桐生美影は、このホテルに見覚えがあった。
彼らの耳に、ピアノの音が聞こえてきた。
探っていくと、そこには数名のガミラス人がいた。
フォムト・バーガー少佐たちだ。
彼らもここに迷い込み、出られなくなっていた。
また、彼らには古代たちが、ガミラスに帰順しているザルツ人に見えた。
言葉も通じた。
古代は、都合がいいので話を合わせることにした。
この作品は、期待外れだ。
戦闘シーンはあるが、キレがない。
ヤマトが徹底的にやられて、ギリギリのところから反撃を開始し敵を殲滅するという、「わくわくする勝利の方程式」から外れている。