アリゾナ州のグランドキャニオン。
断崖の上で、車が駐まる。
特徴ある洋服の紳士が降りてきて、双眼鏡で渓谷を観察している。
男が1人忍び寄り、車のブレーキを解除して紳士の方に向けて押した。
紳士は、かろうじて躱した。
紳士と男が揉み合いになり、男は谷底へ落ちていった。
新任の保安官補レスは、この日も鉱山の管理人イーライから、審な男を目撃したと通報を受けた。
いつものことだった。
レスは、それに取り合わず、高速で通過した車を追いかけた。
スピード違反で捕まえた女性は、ジャニースといい、ケンドン鉱業社副社長の娘だ。
イーライが戻ると、男が死んでいた。
レスが駆けつける。
その男は、双眼鏡の紳士だった。
その後、谷底から作業員の死体が発見された。
さらに、イーライが殺される。
レスは、ジャニースに励まされながら事件を捜査した。
この作品は、ドン・シーゲル監督の西部劇かと思ったら、現代劇だ。
西部劇なら「対決」 ではなく、「決斗」 だろうか。
ストーリーは雑だが、風景は素晴らしい。
映画館の大画面で観たら、それだけで満足できるほどだ。
アクションシーンも、迫力がある。