アメリカの映画である。
1984年。
マジシャンのライオネス・シュライクは、金庫からの脱出マジックに挑戦しようとしていた。
タネを見破る名人サディアス・ブラッドリーが、テレビカメラの前で、彼をののしっている。
当時12才だった息子のディランは、父にやめるように説得するが、ライオネスは挑戦して、失敗した。
30年後。
前作「グランド・イリュージョン」 で、サディアスに復讐したディランは、今もFBI捜査官である。
前作で銀行強盗のマジックを成功させたホースメンは、活動を休止して、潜伏した。
一年が経ち、ディランは、ホースメンのメンバーを招集した。
ダニエル、メリット、ジャック、そして新しい女性メンバーのルーラ。
IT企業「オタク社」 のCEO、オーウェン・ケースが、利用者の個人情報を悪用しようとしていた。
ホースメンは、イリュージョンを使って、それを暴露するのだ。
マジックを駆使してプレゼンテーションの会場に潜入したホースメンは、舞台でショーを始めた。
ホースメンを覚えている観客は、大喜びだ。
ところが、何ものかにショーを乗っ取られてしまう。
さらに、FBI捜査官ディランが、5人目のメンバーだと暴露された。
メンバーは、脱出用に用意したシューターに飛び込む。
彼らが出たところは、なぜだか、マカオの中華料理店だった。
驚く彼らの前に、メリットの双子の弟チェイスが現われた。
チェイスは、彼らを雇い主であるウォルター・メイブリーに引き合わせた。
ビルの最上階にある豪華なオフィスに通された彼らは、あるコンピューターチップを盗むよう、強要された。
前作を見ていなくても、楽しめる。
見ていれば、さらにラストの意味が分かる。
テンポの良い、娯楽作品だ。